生地からTシャツになるまで
生地からTシャツになるまで、主に6つの工程で進められていきます
順番に見ていきましょう
- 裁断工場(さいだんこうじょう)
- 副資材屋メーカー(ふくしざいめーかー)
- 縫製工場(ほうせいこうじょう)
- プリント工場(ぷりんとこうじょう)
- 洗い工場(あらいこうじょう)
- 仕上げ工場(しあげこうじょう)
裁断工場(さいだんこうじょう)
パタンナーが作成した“パターン(服の設計図)”を元に“用尺(1枚のTシャツに何Mの生地が必要か)”が決まり、生産枚数に必要な分だけ生地が発注されます
発注された生地は裁断工場に届き、裁断が行われます
特殊な裁断機を使用するため、1度に何枚もの裁断をすることが可能になります
副資材屋メーカー(ふくしざいめーかー)
“副資材”とは、服に着いているブランドネームや洗濯表示のネームタグ、
ブランド名や品番/品名/カラー名/サイズが記載されている下げ札のことです
生地が仕上がった時点で専門の生地検査機関で生地の調査が行われ、その結果を元にネーム類が発注されます
縫製工場(ほうせいこうじょう)
裁断された生地と副資材、パターンが縫製工場に届き、いよいよ縫製がスタートします
ここでは、職人の高度な技術により、1日に何枚もの服が縫製されています
縫製工場から出荷される前には、検針器と呼ばれる機械で検針作業(製品に針が混ざっていないかの検査)が必ず行われます
プリント工場(ぷりんとこうじょう)
縫製が仕上がったTシャツは、プリント工場に出荷されます
プリントの種類はインクジェットやシルクスクリーン、転写プリントなど複数あります
プリントだけでなく、刺繍ワンポイントなどで装飾される場合もあります
洗い工場(あらいこうじょう)
Tシャツは仕上げの前にウォッシュ加工が施されることが多いです
通常のウォッシュ加工だけでなく、独特な風合いを出すストーンウォッシュ加工やバイオウォッシュ加工など複数の種類があります
仕上げ工場(しあげこうじょう)
いよいよ仕上げ工場での仕上げになります
ここでは不良品(生地不良、縫製不良、汚れなど)が無いかのチェックと
特殊なスチームアイロンでのプレス作業、下げ札付けや梱包作業などが行われます
この仕上げ工程は、仕上げ工場でなく縫製工場で行われる場合もあります
ここでの作業が終了後、いよいよ販売元の会社(私たちが購入するアパレルブランド会社)への出荷になります